映画『みんなの学校』。 大阪にある公立の小学校の一年間を追った映画ですが、この学校が素晴らしい。 いえ…建物が、ではなく 人 が素晴らしいのです。 校長の木村泰子先生が達観されている… 劇中、何度も「はっ」としました。 「もうしない」って言った時は本当。一瞬の輝き。それは真実。 でも、また過ちを繰り返してしまう。それが人。 それでも、そう思った気持ちはうそではない。 裏切られたことではなく、一瞬の輝きを大切に見つめている…そんな先生に心底感動しました。 木村先生のそばに居たら、良い人生を学べそうだ… 子どもたちにだって先生を選ぶ権利はあるはずだ…なんて、偉そうですが 自分が影響を受けるのだったら、やはり尊敬できない人に付いていきたくないですよねぇ。 でも、それも『反面教師』というかたちで教えてくれていることがあるのです、きっと。そこに気づけるかどうかですけども。 だからと言って『みんなの学校』を、いろんな先生に見せて 「木村先生のようにして」と言ってもそれはムリだし、他力本願な無責任だと思う。 私の従兄も小学校の校長先生をしていますが、木村先生にはなれないし、また従兄ができる最善の先生をしてくれているはずなので、それはそれで素晴らしいと思うのです。 『学校』と呼ばれるところだけが学びの場ではないし 社会に出れば、そこはとてつもない大きな学び場所。かかわる人達が、みな先生なのですよ。 自分が木村先生のような方から学び、変わっていくことが大事なんだと思うんです。映画ひとつでこんなに学ぶことができるのだし。 学校がきらいで行かないからと云って、嘆くなかれ です。愛をもって見つめてほしい…。 とは言っても、親は心配するもの。私も学校嫌いで、ずいぶん心配かけました。でも、学校ではない場所からいろんなことを学ぶこともできました。それはそれで幸せだったと今は思います。 『みんなの学校』DVD販売などはまだされていないようで、有志による上映会が全国でちらほらとあるようです。 スケジュールはこちらから。お近くで上映されるようでしたら、ぜひ^^
by hjinchan
| 2016-02-12 17:38
| movies
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