先日『みんなの放射線測定入門』などを著作されている
東大助教授 小豆川勝見先生の講演会が、あるびれお企画であり お手伝い&先生のお話を聞いてきました。 高線源の放射線サンプルを使って、わかりやすく説明してくださいましたが 身体をはって、高汚染地域を測定されている様子に頭がさがる思いでした。 原発事故から飛んできた放射能物質のなかに、ストロンチウムというものがあるのですが これは、カルシウムと間違えて体がとりこんでしまいます。 骨にとりこまれてしまえば、なかなか体外に排出されずため込みます。 ですがセシウムのように簡単には測定できないので、はたして現状どのような汚染状態なのだろうということ、とくにお米はストロンチウムを養分として吸収しやすいと本で見、ずっと気になっていました。 先生にお聞きすると、チェルノブイリに比べフクイチで排出されたストロンチウムはずっと少なく、陸では1/1000の割合であるだろう。 しかし、作物に取り込まれるとその傾向は変わり あくまで統計で見て…事故後まだほんの数年のデータではなんとも言えないし、個体差によってばらつきがあるので何とも断言はできないが、今現在の情報では お米はセシウム10に対してストロンチウム1、さらに小麦においてはセシウム1:ストロンチウム1 の比率である…と…。 先生は実験データをスクリーンに映しながら説明してくださいました。 少なくとも私は、そのデータを教えていただけて良かったと思いました。
by hjinchan
| 2015-01-31 08:26
| NO~原発
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